毎月3日かかっていた請求書の集計が嫌で、AIに相談しながら自分用のツールを作った。今は30分で終わる。
── それは「自分の机の上」で終わるはずだった。
情報系の学位も、研修も、きれいな経歴もいらない。
目の前の「困った」を、AIと一緒に自分の手で解決した人。
私たちはその人を、敬意を込めてストリートエンジニアと呼ぶ。
ソフトウェアは長いあいだ、専門家のものだった。作れるのは訓練を受けたエンジニアだけ。私たちはできあがったものを買って、我慢しながら使うしかなかった。
その時代は終わった。
AIがコードを書ける今、ソフトを作る力は現場に降りてきた。経理の机に、工場の作業台に、深夜のリビングに。そして分かったことがある。いいソフトを作るのに一番必要だったのは、プログラミングの知識じゃない。「何に困っているかを、誰よりも知っていること」だった。
それを持っているのは、現場にいるあなただ。
あなたの「自分用」は、
誰かの「探してたもの」だ。
同じ悩みを抱えた人は、日本中にいる。あなたがもう解決したその問題の前で、今日も誰かが手を止めている。届けない理由が、どこにある。
出品をためらう理由は、だいたいこの3つだ。全部、ここでは問題にならない。
「素人が作ったものを、売っていいんですか?」
いい。AI Streetではデモを無料で公開する。買うのは、実際に触って「これが欲しかった」と納得した人だけ。経歴ではなく、動くものが判断される場所だ。
「コードが汚いんです。見られるのが恥ずかしい」
ここで問われるのは美しさじゃない。動くか。役に立つか。それだけだ。出品物は運営が実際に動かして検証し、合格したものに検証済みバッジを付ける。胸を張っていい。
「売れなかったら、格好悪い」
出品は無料。手数料は売れた時だけ。失うものは何もない。それに覚えておいてほしい──店に並べなかった商品は、永遠に売れない。
あなたの一本を、街に出そう。
デモは無料で公開。気に入った人が、複製権とレシピを買っていく。